東電福島原発事故の被害の実態と、原因・責任を解明し、人権の回復と、脱原発社会を目指す、法律家・科学者・ジャーナリストのネットワークです
全国研究・市民交流集会
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「ジャーナリズムは原発報道で責任を果たしてきたか?
〜放射能惨事・これまで と これから」原発と人権・メディア分科会
ジャーナリズムはこれでいいのか?!
10年の原発報道を振り返り、これからに向けての課題を探ります
日時:
2021年10月9日(土) 午後1時から5時
(会場参加とオンラインを併用)
場所:
早稲田大学・小野記念講堂(東京都新宿区西早稲田1-6-1 27号館 地下2階)
会場参加は50人まで。他はZoomを使ってのオンライン視聴になります。
参加費:
会場参加・オンライン視聴ともに800円(
Peatix
を通じて申し込みしてください)
【お断り】当日、緊急事態宣言が出ている場合は小野記念講堂での開催をとりやめ、全面的にオンライン開催にします。会場参加を申し込まれた方もその場合は自宅のパソコンなどでオンラインでご視聴ください。
申し込み:
お申し込みはこちらから
【メディア分科会の狙い】
福島第一原子力発電所の3基が爆発してから10年。『原発安全神話』が崩壊した今、『放射能安全神話』が懸念されています。原発爆発時、広島原爆の約168倍(Cs比)の放射能が関東圏まで拡散。直後、緊急避難者は、16万人。現在も、区域外避難者を含めると9〜10万人が故郷に帰れていないと推定されています。
この間、メディアは様々な報道をしてましたが、「3.11」が引き起こした社会の大きな変化や「核とのつきあいかた」はおろか、事故へのプロセス、原因などについてすら十分な報道ができたとは言えません。
日本社会に根強い「原発安全神話」から抜けだし、世論を変え、脱原発、脱炭素化、自然エネルギー導入へと進む国際社会に呼応していくために、ジャーナリズムは何を報じ、何を論ずべきか。
今回の『原発と人権』メディア分科会では、メディアが避けてきた問題を取り上げるとともに、原発爆発から10年、メディアは何を伝え、何を伝えてこなかったか? 今後何を伝えるべきか? ジャーナリズムの責任と課題の視点から考えたい。
【プログラム】
○オープニング 映画上映(林勝彦監督作品「いのち」の一部上映)
○開会挨拶 コーディネーター・司会 林勝彦(科学ジャーナリスト、元NHK)
○第1部 基調報告「ジャーナリズムは原発報道で責任を果たして来たか?」
瀬川至朗さん(早稲田大学政治経済学術院教授、元毎日新聞科学環境部長)
コメント 桶田敦さん(大妻女子大学教授、元TBS解説委員)
○第2部 5人のジャーナリスらによる各論=現場と専門的な分野からの報告
★『見捨てられた被ばく者〜どこへ行ったか被ばく報道』
島明美さん(個人線量計データ検証と生活環境を考える協議会代表)
★『原発報道〜朝日・吉田調書事件を一つの題材として』
添田孝史さん(元朝日新聞記者、元国会事故調査委員会協力調査員)
★『原発と住民、そして労働者 〜分断される被災者たち』
片山夏子さん(東京新聞福島特別支局長)
★『世界の常識、日本の非常識 〜報道の欠如、論評の偏り』
満田夏花さん(国際環境Foe Japan 事務局長、原子力市民委員会副座長)
★『原発の懺悔 〜メディアがキャリーした原発のウソ』
加藤就一さん(元NTV・NNNドキュメント統括プロデューサー9
○質疑応答
○閉会挨拶 コーディネーター・「原発と人権」集会実行委員会 丸山重威
(JCJ運営委員、元共同通信、元関東学院大学)
主催:第5回『原発と人権』全国集会・市民交流会・メディア分科会実行委員会
共催:早稲田大学国際情報研究センター
サイエンス映像学会
日本ジャーナリスト会議(JCJ)