東電福島原発事故の被害の実態と、原因・責任を解明し、人権の回復と、脱原発社会を目指す、法律家・科学者・ジャーナリストのネットワークです
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全国研究・市民交流集会
2021年 全国研究・市民交流集会
「第5回「原発と人権」全国研究・市民交流集会 in ふくしま」
福島原発事故から10年 これまで と これから
2021年4月3日(土)13:00〜17:30
多くの方にご参加頂き、ありがとうございました。当日の資料は、下記「プログラム」の中にあります。
【第5回「原発と人権」全国研究・市民交流集会 in ふくしま 案内&プログラム】
(PDF)
東京電力福島第一原発事故から10年が経ちました。
未だに故郷に帰れない避難者は、「区域外避難者」を含めると、9〜10万人と推定され、健康状態の悪化、高いストレス、社会機能に障害を生ずるまでの抑うつ・不安、経済的不安、住宅支援打ち切りによる不安等、様々な困難が新たに発生しています。
帰還を希望する避難者も、高い放射線量、未整備な医療・福祉体制やライフラインといった生活環境、生業の喪失等から希望はかなわず、原発事故被害の膨大さ、過酷さ、被害回復の困難さを改めて思い知らされます。
一方で、東電はまともに賠償に応じようとしません。また、政府は、被害者への補償を次々と打ち切り帰還を強制するとともに、事故原因の解明は不十分なまま、原発の再稼働を強行しています。
こうした状況の中で、私たちは「第5回『原発と人権』全国研究・市民交流集会inふくしま」をオンラインにて開催します。
何よりも事故から10年を経過した福島の現状、被害者の皆さんの状況を確認し、運動の到達点を押さえ、復興の諸課題、そして原子力政策のありようを考えます。
プログラム
13:00〜13:05
主催者挨拶
実行委員長 磯野弥生(東京経済大学 名誉教授)
13:05〜15:05
基調講演
◆原発被災の10年〜被災者の生活回復の諸課題
今野順夫さん
【レジュメ】
【資料】
(福島大学名誉教授、ふくしま復興支援フォーラム)
◆原発避難者の被害実態について〜精神医学的見地から
辻内琢也さん
【資料】
(早稲田大学人間科学学術院 教授)
◆福島原発は、いつまで続くのか〜廃炉に関する諸問題
後藤政志さん
【資料】
(原子力市民委員会)
◆3.11から10年〜パンデミック時代の核・原子力政策
鈴木達治郎さん
【資料】
(長崎大学核廃絶研究センター副センター長・教授)
15:05〜15:20
休 憩
15:20〜17:20
法廷での闘いと福島・全国からの報告
〈 裁判闘争報告 〉
◆福島原発避難者訴訟報告
米倉 勉さん
【レジュメ】
(原発被害弁護団全国連絡会代表世話人)
◆脱原発訴訟報告〜再稼働問題を中心に
海渡 雄一さん
【レジュメ】
【資料1】
【資料2】
【資料3】
【資料4】
(脱原発弁護団全国連絡会共同代表)
〈 福島の現状 〉
◆津島地区
三瓶 春江さん
【資料】
(福島原発事故津島被害者原告団)
◆中通り地区
佐藤 純子さん
【資料】
(カーロふくしま)
◆浜通り地区
金井 直子さん
【資料】
(福島原発避難者訴訟原告団事務局長)
◆汚染水海洋投棄問題
柳内 孝之さん
【資料】
(小名浜機船底曳網漁業協同組合)
〈 全国からの報告 〉
◆最終処分場問題
米谷 道保さん
【レジュメ】
【資料】
(北海道連絡会議)
◆借上げ住宅の明渡し問題の現状
井戸 謙一さん
【資料】
(“米沢追い出し訴訟”(雇用促進住宅明け渡し訴訟)弁護団)
17:20〜17:30
今後の展望・分科会紹介
実行委員 松野信夫(関東学院大学)
【資料】
この10年間、事故収束の取り組みが進められてきましたが、廃炉作業は遅々としています。デブリの取り出しは2021年中に開始し、2031年に完了予定とされていますが、どうなるか解りません。
また、政府は増え続ける汚染水を海洋放出しようとするようですが、福島の漁獲量(試験操業)は未だに事故前の2割にも達しておらず、漁業関係者は大反対しています。
被災者の生活の回復のためには、生業の回復、健康調査の整備、医療・教育を含む社会的インフラ、除染の進展など居住環境が不可欠です。
「福島イノベーション・コースト構想」が推進されていますが、これが本当に住民の生活に寄り添った復興になるのか、「人間らしい生活の回復」の権利の視点から考えることが大切です。皆さんと考えてみたいと思います。
シリーズ分科会
■2021年10月9日 メディア分科会 「ジャーナリズムは原発報道で責任を果たしてきたか? 〜放射能惨事・これまで と これから」原発と人権・メディア分科会
【チラシPDF】
■2021年8月9日 環境と公害セミナー:「原発事故集団訴訟の現在」
■2021年4月5日 人間と核の関係を考える
【チラシ(PDF)】
■2021年3月11日【オンライン】3.11ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・福島を結ぶ「非核の火」記念式典
■2021年2月26日 環境と公害セミナー:「原子力発電の後始末」
『原発と人権』全国研究・市民交流集会inふくしまについて
「『原発と人権』全国研究・市民交流集会inふくしま」は、原発事故の翌年2012年3月に、福島大学を会場にお借りして開催されました。ジャーナリスト、研究者、法律家、医者、市民と諸団体が、原発事故被害の完全な賠償・回復と原発のない社会を目指して実行委員会を結成して企画しました。その後2年に1回、これまで4回、開催してきています。
第5回集会は2020年10月に、福島大学にて開催の予定でしたが、新型コロナ感染拡大の影響で延期せざるをえませんでした。
運営資金カンパのお願い
下記の郵便振込口座への送金をお願い致します。
口座番号 00160−4−616895
加入者名:「原発と人権」全国研究・交流集会実行委員会
主 催
第5回「原発と人権」全国研究・市民交流集会inふくしま 実行委員会
実行委員会参加団体(順不同)
原子力市民委員会/原発被害者訴訟原告団全国連絡会/公害・地球環境問題懇談会/自由法曹団/青年法律家協会弁護士学者合同部会/全国公害被害者総行動実行委員会/全国公害弁護団連絡会議/日本科学者会議/日本環境会議/日本国際法律家協会/日本ジャーナリスト会議/日本反核法律家協会/日本民主法律家協会/脱原発弁護団全国連絡会/「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発事故被害弁護団/福島原発被害首都圏弁護団/福島原発被害弁護団/「原発と人権」ネットワーク/全国公害被害者総行動実行委員会/日本国際法律家協会/環境エネルギー政策研究所/FoE Japan/気候ネットワーク/津島訴訟弁護団
ご連絡・お問い合わせ:
原発と人権ネットワーク
後援団体(順不同)
福島大学うつくしまふくしま未来支援センター
福島民報社、福島民友新聞社、テレビユー福島、福島放送、福島テレビ、福島中央テレビ
マスコミ関連9条の会連絡会
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